栄養点滴（アルブミン点滴）

栄養点滴（アルブミン点滴）とは？

栄養点滴（アルブミン）とは、主に肝臓で作られるタンパク質の一種である「アルブミン」という成分を点滴にて補充する治療です。

アルブミンが低値であることによって起こる不調（むくみ、胸水、腹水、全身の不調）の改善目的で治療を行います。

当院では、採血結果や全身状態を見て栄養点滴が必要と医師が判断した場合に、アルブミン製剤を投与しております。

アルブミンとは

アルブミンとは主に肝臓で作られるタンパク質です。血漿タンパクの中で最も多く存在し、約60％を占めています。

肝臓の働きが悪い場合や、食事が摂れていない場合低アルブミン血症になる事があります。

また、アルブミンは体内の水分調節や体にとって重要な物質を様々な臓器や組織に運搬しています。

アルブミン値が低下すると、身体がむくんだり腹水や胸水が溜まったりする事があります。

それ以外も代謝や内分泌などのバランスが崩れ、体の調整機能の低下、免疫低下をはじめとする全身の不調につながります。

アルブミン製剤を血管内に投与することで血管内に水を保持し、むくみや腹水・胸水の軽減や改善を図れる可能性があります。

栄養点滴（アルブミン点滴）が適している方

・食事量が少なく、血液検査の結果低栄養を呈している方
・アルブミン値が低い方
・浮腫を呈している方

栄養点滴（アルブミン点滴）の投与について

医師の判断により、12.5gから25gのアルブミンを1時間～2時間程かけて点滴で投与します。
※お身体の状態に合わせて点滴時間を調整させて頂きます。

《月の使用制限》
保険適応の場合：6V/月
当院の場合：2V/週

栄養点滴（アルブミン点滴）の費用について

¥15,400(税込)

栄養点滴（アルブミン点滴）の副作用・リスク

栄養点滴（アルブミン点滴）によって、ショック・アナフィラキシー・発熱・顔面紅潮・蕁麻疹・悪寒・腰痛・頭痛・血圧低下・嘔気等が出る場合があります。

このような症状が現れた場合は、適宜対応させていただきます。

アレルギーなどがあり不安な方はご相談ください。