プレシジョン検査
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プレシジョン検査とは
プレシジョン検査とは、血液から免疫細胞の状態を明らかにし、治療方針を決定づける羅針盤のような検査です。
プレシジョン検査で分かること
免疫細胞の細胞表面マーカーおよび核内転写因子の発現を調べます。
この検査により、免疫細胞の抑制状態、疲弊状態、および活性化状態(免疫細胞バランス)を把握することが可能になります。
※抑制状態
ヒトの体内にはもともと、制御性T細胞(Treg)という免疫抑制細胞が存在しています。
このTregは免疫細胞が暴走しないようブレーキの役割をになっており、正常な免疫機能の維持にとっては必要不可欠な細胞です。
しかし、がん細胞が産生する抑制性のサイトカインの影響により、必要以上のTregが誘導されてしまい免疫細胞ががん細胞に攻撃をする力を弱めていきます。
特にがん患者さまはこの細胞集団が多い傾向にあります。こうした抑制状態を調べることで、改善する治療方法について提案いたします。
※キラーT細胞の疲弊状態
活性化された細胞障害性T細胞(キラーT細胞)は、がん細胞や感染細胞を直接攻撃することができます。
しかし、活性化された状態が長時間持続すると攻撃力が弱まってしまうことが知られています。
現在のキラーT細胞がどの程度疲弊しているのかを把握し、疲弊状態を改善する治療方法を提案します。
プレシジョン検査が適している人
・免疫細胞の状態を把握したい方
・自分に適したがんの治療方法を知りたい方
プレシジョン検査の流れ
①カウンセリング予約
予約センター(03-3222-1088)までご連絡を頂き、カウンセリング日を決定いたします。
お電話にて持ち物や資料等のご案内をさせて頂きます。
②診察
初回カウンセリングは30分~1時間程度かけて行います。
ご病気や体調面などの詳細を伺いながら検査の実施が必要であればご提案させていただきます。
③検査
血液を10~20ccほど採血させていただきます。
2週間程度で結果が出揃います。
④結果説明
検査結果が出たら再度カウンセリングをさせて頂きます。
結果を基に、個人に合わせた治療プランをご提案させていただきます。
プレシジョン検査の費用
スーパープレシジョン検査 ¥220,000(税込)
プレシジョン検査 ¥110,000(税込)
プレシジョン検査を受ける場合の注意点・リスク
採血に伴い、末梢神経損傷のリスクがございます。
また、抗凝固薬内服中の方は血液が止まりにくく止血不良になる恐れがありますので、注意しながら採血をさせて頂きます。