高濃度VC療法
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高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)とは?
ビタミンCは体内で作ることができません。そのため食事やサプリメント等で外部から摂取することが必要です。
しかし、腸管が1日に吸収できるビタミンCの量は限られています。
そのため、どれだけ多く摂取しても吸収しきれなかった分は尿と一緒に排出されてしまうだけでなく、血中濃度もある一定以上から上がらなくなってしまうのです。
そこで注目されているのが高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)です。
注射針を使用し直接血管内に高濃度のビタミンCを入れることで、経口摂取の数十倍の量が短時間で全身の血管内に行き渡るからです。
血中濃度も一気に高まるため、より高い効果が期待できます。
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)を受けるために必要なこと
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)を受けるためには、G6PDという酵素が赤血球に存在しているかどうかを調べる必要があります。
このG6PDが欠乏していると(G6PD欠損症)、高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)を受けた際に溶血反応を引き起こすことがあります。
そのため事前に採血を行い、治療の適正を調べます。結果が出るまでの期間はおよそ1週間です。
検査方法:2ccほど採血をさせていただきます。
※検査をして一度適正ありと判断されれば、以降は検査の必要はありません。
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)の治療について
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)は、美肌効果や免疫力・抗酸化力を向上させる効果を持つ高濃度のビタミンCを点滴で投与する治療法です。
治療にかかる時間
点滴の所要時間は約30分~1時間です。
体の調子を整えるため、ほかの薬剤と混ぜて点滴することがあります。
治療の間隔
効果を感じるまでには個人差がございます。治療の目的によって投与間隔・回数は異なりますので、まずはカウンセリングにて医師にご相談ください。
治療の流れ
- 医師とのカウンセリングを行い、治療内容について相談致します。
- 治療室(個室ベッド)にて点滴を行います。点滴時間は30分~1時間程度です。
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)に適している方
・シミ、肌荒れやシミができやすい方
・お肌のはり、つやの改善をしたい方
・ニキビができやすい、治りにくい方
・疲労やストレスが多い方
・二日酔いの方
・冷え性・肩こりがある方
・免疫力を上げたい方
・がん予防・再発予防をしたい方
・心疾患、冠疾患を予防したい方
・老化・生活習慣病予防をしたい方
・アトピーやアレルギー体質そばかすを改善したい方
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)が受けられない方
G6PD欠損症の方は治療を受けられません。(治療前に検査にて該当するか検査を致します)
【受けられない理由】
ビタミンCは血管内に入ると過酸化水素を生成します。
赤血球にあるG6PDが欠損していると、この過酸化水素の作用により赤血球の膜が壊れ溶血してしまいます。
これが原因で貧血を起こしてしまうため、G6PD欠損症の方は高濃度ビタミンC点滴を受けることが出来ません。
※「G6PD」とは「グルコース6リン酸脱水素酵素」の略で、血液中にある赤血球機能を維持する上で非常に重要な酵素です。
しかし、日本人の約0.1~0.5%の方がこのG6PDが少ないまたは機能が不十分であるとされています。このことを「G6PD欠損症」と呼び、疾患の一つとしてとらえられています。
一度発症すると赤血球が破壊され「溶血性貧血」が体内で起こります。症状としては、めまいや立ちくらみ、動悸、息切れ、身体のだるさ(倦怠感)等があります。症状が悪化すると輸血をする必要があり、最悪の場合には命にかかわることにもなります。
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)の費用
¥27,500/25g(税込)
高濃度ビタミンC点滴療法(高濃度VC療法)の副作用・リスク
起こりやすい副作用として、以下のような症状が挙げられます。
- 点滴時の血管痛
- 口渇感
- 低血糖症状(冷や汗、寒さ、震え、動悸等)
- 血糖の偽高値
- 下痢
- 寒気
いずれも、上記のような症状が現れた場合には適宜対応させていただきます。