「サイモントン療法」とは米国放射線腫瘍医師カール・サイモントン博士によって
開発された、がん患者さんとご家族(または患者さんを支える方々)のための
心理療法です。
サイモントン博士は、がんの診断と治療内容が同じでも、患者さんによって
治療効果や予後の状態に大きな差が出るという事実に疑問を持ちました。
すると、人生に喜びを見出して日常生活を送り、治療にも前向きに
取り組んでいる患者さんと絶望感にさいなまれて治療を受けている
患者さんとの間に、病気の経過の質や体調に大きな差がある
ということに気づいたのです。
そこから、患者さんや患者さんを支える方々の心の在り様が治療に
大きな影響を与えると考えるようになりました。
そうして、がんと心の関係の研究を行い、
心も体も含めた人間そのものが健全な
バランスを取り戻し、がんにまつわる
否定的な思い込みから、がんという病を
肯定的にとらえられる心理トレーニングの
プログラムとして生み出されたのが
サイモントン療法なのです。
がんを肯定的にとらえ、希望をもって積極的に治療と向き合えるようになると、
治療の効果があがることが期待できます。
当院でも2003年よりサイモントン療法を行っております。
興味のある方は是非お問い合わせください。
⇒プルミエールクリニック やさしい がん外来