脳科学者である中野信子先生は
脳・神経系のしくみに着目して、
苦手な人とコミュニケーションをとることをすすめています。
中野先生によると、
私たちはほめられたり、社会的に評価されたりという「社会的報酬」を
求める性質があるそうです。
社会的報酬を与えてくれた人に好感を持ち、
それを損なった人を嫌うようになります。
この社会的報酬はドーパミン神経系とかかわっています。
このドーパミンの感受性は男性のほうが鈍く、
満足するにはより多くの刺激を求めます。
ですから、苦手な男性を味方につけるには、
相手を認め、よくほめて
「この人は自分のことをよくわかっている」
と思わせるのがコツです。
一方、女性の場合、幸福ホルモンとも呼ばれるセロトニンが
男性の半分くらいしか出ないため、不安を感じやすいそうです。
ですから、女性には常に安心させてあげるように
接することが大切といえるでしょう。