悪しき習慣は日常の生活パターンに組み込まれているため、
意志の力だけで断ち切るのは難しいものがあります。
そこでまず行いたいのは、
習慣の「パターン」を意識することだそうです。
脳は何らかの「理由(きっかけ)」によって「行動」を起こし、
そこから得た「満足感(達成感)」が
脳にプログラミングされることで、習慣を作っています。
例えば間食という習慣の場合、
小腹がすいたから(理由)お菓子を食べ(行動)、
それがおいしかった(満足感)ことを脳が記憶することで、
間食が日常的に繰り返されるようになります。
このパターンのうち、「理由」と「満足感」を崩すことが
脳の再プログラミングのコツです。
例えば、禁煙したいのなら、
まずはたばこを吸う理由を明らかにします。
そうしたうえで、満足感を得られるほかの良い習慣に置き換えれば、
成功率は上がるのです。
例えば、口さびしいから吸う方の場合は、
ニコチンガムやキシリトールガムなどをかわりにかむ、
気分転換したいから吸う場合は、
深呼吸したり、ストレッチをするなど
新しい習慣に再プログラミングしていくといいでしょう。