体型もがんのリスクと大いに関係があります。
BMI(体重/身長の2乗)が23.0―24.9の標準体型の人にくらべ、
BMIが30以上の男性の場合は1.2倍、女性の場合は1.3倍ほど
リスクが上がります。
これは肥満によってインスリン抵抗性が生じ、
それががん細胞の増殖をうながしているためと考えられます。
とくに肥満は大腸がん、乳がん(閉経後の女性)の
リスクファクターになることがわかっています。
一方で、やせすぎていることも問題。
やせていることによる栄養不足は免疫力低下をまねき、
がんが好む体内環境を整えることにつながります。
特に男性のほうがその傾向が顕著。
BMI23未満からリスクが増えはじめ、
19未満になると1.4倍もリスクが上がります。
がんを遠ざけるためにはやせすぎず、太りすぎない
ほどよい体型をキープすることが大切だといえるでしょう。