細胞医療について

患者さまが安心できる細胞医療へ

最新の活性化リンパ球療法や樹状細胞療法のための多種類の細胞培養を医師の管理のもと、熟練した研究員により徹底した安全管理が行われています。

各種細胞治療の培養工程

採血各種細胞治療に適切な細胞の培養を受けるには、ご本人の血液20~80mlを採血し、抗凝固剤を加えて付属研究所へ搬送します。

採取した細胞の培養研究所に運ばれた血液から必要な細胞を取り出すために、血液を試験管内でファイコール溶液に重層し遠心分離します。すると赤血球層と単核球層とをきれいに分離することができます。単核球層にはリンパ球や樹状細胞の基となる細胞などが含まれていますので、単核球層のみを取り出して培養を開始します。
リンパ球系細胞の場合は約14日(個人差あり)、樹状細胞の場合は約7日間(個人差あり)をかけ、いずれも複数のサイトカインを添加した培養液によって、それぞれの細胞を培養します。

細胞の発育状態のチェック細胞の発育状態は顕微鏡で確認し、発育状態に応じて培養液を交換または追加します。

培養によって活性化されたリンパ球はインターフェロンガンマを高産生し、がん細胞と闘える強い活性を持ったクラスターに、樹状細胞は抗原提示能力を持った細胞に生まれ変わります。

バッグ培養リンパ球の場合は、増殖したらフラスコからスケールアップして、バッグ培養を行います。

安全性試験活性化した細胞に細菌などの混入が無いか検査によって確認します。
無菌試験に加え、日本薬局方に基づくエンドトキシン試験法を実施しています。

確認完了活性化した細胞は安全性試験を行った後、点滴バッグまたは注射シリンジにつめられ患者さまのもとへ運ばれます。

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更新日:2024年2月27日