前向きながん治療・抗がん剤との付き合い方(3)抗がん剤の投与量

抗がん剤の投与量には「標準量」というものがあります。
標準量は「一般的に薬の投与によって薬理効果を発揮できる量」とされています。

標準量を100とすると、
高用量 300~
増量 120~130
標準量 100
減量 70
低用量 10~20

となります。

低用量はどちらかというと、維持的、あるいは緩和的な効果。いわゆるがんと共生するための量で、単独では小さくすることはまず期待できません。

増量は、抗がん剤を投与した患者さんに効果が見られ、もう少し増やしたいときの量です。
体力がある方で、輸血をしながらなどの工夫が必要です。

高用量は骨髄移植をしなければならないレベル。
ですから、1回の投与でがんを消せるという自信があればいいのですが、実際のところは5年生存率が悪いという印象を持っています。

一般的な抗がん剤治療では当たり前にこの標準量が投与されることが多いようです。
しかし、私はこの標準量に大いに疑問を持っています。

その理由については次回詳しくお伝えしましょう。

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